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LINEMO(ラインモ)の現金化は大学生でも可能?親バレとリスク

サークルの飲み会や旅行、教科書代、友人との交際費など、大学生の生活は何かとお金がかかるものです。

アルバ-イト代だけでは足りず、「親には頼れない…」と悩んだとき、毎月使っているスマートフォンで手軽にお金を作れないかと、LINEMO(ラインモ)の「後払い現金化」という言葉に興味を持ってしまうかもしれません。

しかし、その安易な選択は、あなたの学生生活、そして社会人になってからの未来にまで、暗い影を落とす可能性のある、極めて危険な行為です。

この記事では、LINEMOの現金化を検討している大学生のあなたに向けて、その具体的なやり方と、絶対に知っておくべき深刻なリスクについて、詳しく解説していきます。
 

大学生がLINEMO(ラインモ)現金化を考えるとき


なぜ、大学生がリスクのある現金化という手段に興味を持ってしまうのでしょうか。

その背景にある、学生ならではの事情と、そこに潜む危険性を理解することが重要です。
 

サークルや飲み会、急な出費という誘惑


大学生活は、高校までとは違い、行動範囲が広がり、交友関係も複雑になります。

急な飲み会や、友人との旅行、趣味やファッションなど、魅力的な誘惑も多く、アルバイト代だけではどうしても足りなくなる場面が出てきます。

そんな時、「あと1万円あれば…」という気持ちが、現金化へのハードルを下げてしまうのです。
 

「親に頼れない…」という安易な考えの危険性


「遊びに使うお金を、親に無心するのは気が引ける」「奨学金や仕送りで迷惑をかけているから、これ以上は頼めない」といった、親への気兼ねから、自分で何とかしようと考える人も多いでしょう。

しかし、その「自分で何とかする」という選択肢の中に、現金化という危険な方法を入れてしまうことが、問題をさらに深刻化させる原因となります。
 

LINEMOの現金化で使われる「ソフトバンクまとめて支払い」


現金化の前提として、LINEMOでどのような後払い機能が使えるのかを正しく理解しておく必要があります。
 

LINEMOユーザーが使えるソフトバンクの後払い


LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドであるため、後払い機能として、ソフトバンクが提供するキャリア決済サービス「ソフトバンクまとめて支払い」を利用することができます。

これは、ショッピングなどの代金を、月々のLINEMOの通信料金と合算して支払えるサービスです。

現金化のリスクを考える上では、LINEMOユーザーもソフトバンクユーザーと全く同じ立場にあるのです。
 

大学生(未成年含む)の利用限度額


ソフトバンクまとめて支払いの利用限度額は、契約者の年齢によって厳しく管理されています。

20歳未満の未成年(大学生であっても18歳、19歳)の場合、利用限度額は最大でも20,000円/月と、非常に低く設定されています。

20歳以上の成人であっても、契約期間が短い場合は、同様に低い限度額からスタートします。

つまり、そもそも現金化で大きな金額を手にすることはできない仕組みになっています。
 

大学生が行うLINEMO現金化の具体的なやり方


では、実際に大学生がLINEMOの現金化を行う場合、どのようなやり方が考えられるのでしょうか。
 

自分で商品を購入・売却する方法


LINEMOの現金化は、専門業者を介さず、自分で換金性の高い商品を購入し、それを売却するという方法が一般的です。

この方法で主に使われるのが、ソフトバンクまとめて支払いでチャージできる「PayPay」の残高です。
 

換金性の高い商品の例(ギフト券、ゲームなど)


現金化のターゲットとなりやすいのは、換金性の高い商品です。

特に、PayPay残高で購入できる、Apple Gift CardやAmazonギフトカードといったデジタルギフト券は、オンラインの買取サイトで簡単に売却できるため、現金化に悪用されやすい商品の代表格です。

その他、ゲームソフトや人気のエンタメグッズなどもターゲットになります。
 

【最重要】現金化が親にバレる典型的なパターン


「自分名義の契約だから、親にはバレないはず」という考えは、多くの場合、間違いです。

特に、親に携帯料金を支払ってもらっている大学生は、隠し通すことは絶対に不可能です。
 

パターン1:親が支払う高額な携帯料金の請求書


最も確実な「親バレ」のルートです。

あなたがソフトバンクまとめて支払いで利用した金額は、翌月、契約者(親)が支払うLINEMOの利用料金に、そのまま上乗せされます。

親は、毎月の請求額を見て、「いつもより数万円も高い。何に使ったの?」と疑問に思うでしょう。

利用明細を確認されれば、あなたが何にいくら使ったのかが一目瞭然となり、すべてが発覚します。
 

パターン2:支払い遅延による督促の連絡


もし、あなたが自分で料金を支払っている場合でも、現金化で手にしたお金を使い込んでしまい、支払いが遅延すれば、ソフトバンクから電話やメール、最終的には自宅に「督促状」が届くことになります。

家族がそれを見れば、あなたが金銭的なトラブルを抱えていることが知られてしまいます。
 

大学生が現金化に手を出すことの深刻なリスク


大学生という、社会人になる一歩手前の大事な時期に現金化に手を出すことは、あなたの未来に深刻な影響を及ぼす、特有のリスクを伴います。
 

高い手数料が学生生活を圧迫する


現金化には、必ず15%~30%といった高い手数料(換金損)が発生します。

ただでさえ収入が限られている学生にとって、この損失は非常に大きな痛手です。

食費や交際費を切り詰めなければならなくなり、学生生活そのものを圧迫します。
 

将来の信用情報に傷がつく(社会人になってから影響)


もし支払いが遅延すれば、その延滞情報が、あなたの信用情報に記録される可能性があります。

この記録は、あなたが社会人になってから、クレジットカードを作ったり、自動車ローンを組んだり、家を借りたりする際の審査で、大きなマイナス評価となります。

学生時代のほんの数万円のために、将来の大きな信用の機会を失ってしまうのです。
 

金銭感覚が狂い、学生ローンや多重債務へ


「足りなくなったら、また現金化すればいい」という考えは、金銭感覚を完全に麻痺させます。

やがては、より高額な学生ローンや、他の後払いサービスの現金化にも手を出し、気づいた時には卒業を前にして、返済不可能な多額の借金を抱える「多重債務」の状態に陥ってしまう危険性があります。
 

大学生が安全にお金の問題を解決する方法


危険な現金化に頼る前に、大学生が安全にお金の問題を解決する方法は、たくさんあります。
 

まずは正直に親に相談する


一番の解決策は、勇気を出して、正直に親に相談することです。

怒られるのが怖いかもしれませんが、あなたのことを本当に心配してくれる親は、きっと真剣に話を聞き、一緒に解決策を考えてくれるはずです。
 

日払いや短期のアルバイトを探す


すぐにお金が必要なのであれば、日払いや短期集中型のアルバイトを探すのが、最も健全で確実な方法です。

自分の力で働いて得たお金は、罪悪感なく、堂々と使うことができます。
 

大学の奨学金や学生支援課に相談する


もし、学費や生活費といった、やむを得ない事情でお金に困っているのであれば、大学の学生支援課などの窓口に相談してください。

利用できる奨学金制度や、学生向けの貸付制度などを紹介してくれる場合があります。
 

まとめ:将来を思うなら、LINEMOの現金化は絶対ダメ


LINEMO(ラインモ)の現金化は、大学生にとって、メリットはほぼ皆無である一方、デメリットとリスクは計り知れないほど大きい行為です。

親に発覚して信頼を失うだけでなく、あなたの将来の社会的な信用にまで傷をつける可能性があります。

目先の数万円のために、あなたの輝かしい未来を危険に晒す必要は全くありません。

お金で困ったときは、決して一人で抱え込まず、親や大学の相談窓口など、信頼できる大人に助けを求める勇気を持ってください。